世界一の技術力は伊達ではなく、高層ビルが多く建設され、電気を利用した人工の光が国を照らしている。しかしその代償として、自然の多くが死滅している。ここ最近の世界の冷戦状態が続いている中、その技術力を活かし、無人人形兵器"メカニール"を開発した。メカニールはクレジオス帝国の兵の役割を果たすため、人間兵だけでなく、機械兵も導入されている。
その自分勝手な統制に反感を買い、"レジスタンス" (反乱軍)が結成され、内部抗争が目立っている。銃器も然ることながら、廃棄されたメカニールを独自の制御システムでリサイクルし、帝国と同様、機械兵として利用しているレジスタンスもあるようだ。
技術力は無いが、潜在する"エナジーの源"が、他国と比べると圧倒的な量で、一般人でさえ訓練せずとも魔法のような力、エナジーを扱えることで有名。そのため、他国では"魔法使いの国"とも呼ばれる。
その扱いやすいエナジーを利用して王国の兵は、武器を使った通常兵と、エナジーを主体にする兵と分かれている。前者を"王国騎士団"、後者を"王国魔道団"と呼んでいる。それぞれは団長の指揮の下、国を守るために活動している。
かつては複数の統治者が、大陸を支配し内戦が絶えなかったが、18年前(スケイヴ歴134年)に現・アルビオン国王が全ての民をまとめ、他の国にも負けない強大な国へと成長を遂げさせた。これは世界規模の事件として、"アルビオン創生"として人々の記憶に刻まれている。
険しい山や、鬱蒼とした森など、大自然が支配する国。この国を治めているのは事実上、シルファーノ公国。であるが、地上は"クリーチャー"や、凶悪な動物などに支配されており、王家以外の人間は地下や穴倉での生活を送っている。
シルファーノの技術は、生体実験を繰り返すことで、新たな生命体"クリーチャー"を生み出すことで、リーサスの交通機関と引き換えに、クリーチャーの技術を提供している。
クレジオス同様、レジスタンスは存在するが、機械等の技術やクリーチャーを味方にするような力が無いので、レジスタンスはさほど、脅威とされていない。
魔法のような不思議な能力 "エナジー"
人によって扱うタイプが異なる、不思議なエネルギー体の総称。大地にはエナジーの源と呼ばれる、エナジーの塊が含まれており、その濃度によって人体に影響を与えている。
例えば、エナジーの源が他国と比べると圧倒的に勝っている"アルビオン"では、訓練を受けていない一般人でも、エナジーを使うことができる。しかし、他の国では源の量が少ないので、特別な訓練を受けた、リーサスの国家上級部隊しか使うことができない。
エナジーには、人によって扱うタイプが違う。日常的な能力から戦闘特化の能力と、様々なジャンルがあるが、人によって特に異なるのは、"属性"である。属性には9つ分類があり、それぞれを炎・水・氷・雷・風・地・光・闇と分け、これらに分類されない9つ目の"無"がある。
これらは通常1人1属性しか扱えないが、水と氷、雷と風のように、近い種類の属性であれば、最高2種類の属性を扱うことが可能となる。しかし中には、これらの属性のほぼ全てを利用する事ができる者もいるらしい・・・・・・。
無人人形兵器 "メカニール"
人が操作せずとも、自律稼働が可能な機械兵器。当初はクレジオスで開発された兵器だったが、リーサスの介入により、現在では各国にあるリーサスと、クレジオスが運用している。
メカニールは、"サーバー"と呼ばれる機械によって稼働している。サーバーには、メカニールの脳とも言うべきデータが内蔵されている。クレジオス側のサーバーは、クレジオスが作ったメカニールにしか作用しないが、リーサス側のサーバーは、世界中のメカニールを支配する事が可能である。
しかし、クレジオス側はその事を知らない。
また、クレジオス国内では、廃棄されたメカニールが、自ら燃料の補給などが出来るようになった、
"ワイルドール"が徘徊している。元々戦闘用に作られたメカニールが野生化したため、サーバーでの制御が効かない分、危険な存在となっている。そのため、クレジオスに存在する"トラブルソリューション"では、ワイルドール撃破の依頼が貼り出されている。
シルファーノ公国が生み出した、生きる兵器。"メカニール"同様、リーサスもクリーチャーを生成する技術に介入している。クリーチャーの種類は様々で、小動物のようなクリーチャーから
中世のドラゴンと呼ばれる、大型のクリーチャーなどが存在する。
クリーチャーが、シルファーノ以外で活動している大きな要因は、生体実験に失敗したサンプルを、海へ廃棄している事である。生命力と繁殖力が強いクリーチャーが海を渡ったことで、シルファーノ以外の大陸でクリーチャーが生まれ、そして繁殖したのである。クレジオスは、ワイルドールがクレジオス中を徘徊しているので、そこまで繁殖はしていないが、アルビオンでは元々生息していた動物と、クリーチャーが共存しているといった形になっている。
ちなみに依頼を請ける時、討伐系の依頼では9割方は、クリーチャーの討伐依頼である。
反政府組織 "レジスタンス"
各国に存在する、反政府組織。その形態は様々だが、全ての"レジスタンス"に共通しているのは今の国のやり方に満足いっておらず、自分たちの手で変えてみせるという方針。
特にクレジオスでは他国と比べると、レジスタンスの質や量が重要視されている。メカニールを自分たちの命令に従うよう改造したり、銃火器の量も馬鹿にしたものではない。なので国の兵力とほぼ互角と言っていいほどの脅威を持つ。
シルファーノではさほど脅威とされていないが、かなり大がかりな組織になっている。それを別称
"レジスタンス三大勢力"とも言う。樹海奥地を縄張りにする"シルヴァーナイフ"、大砂漠を縄張りとしている"クリムゾンレッド"、そして海辺を縄張りとし、小さなレジスタンスを吸収したことで、特に大きな組織になっている"ブルーヘヴン"の3つである。彼らがお互い協力出来ないのは、国の兵とクリーチャー達が、いたる所で徘徊しているからである。
アルビオンは特に規模が小さく、まず戦闘の意思は無い。反政府組織と言うよりは、国王のやり方
("アルビオン創生" ※詳細は"アルビオン"に記載)に反対している者たちで、国内では反対派とも呼ばれている。彼らは"アノンド"と呼ばれる、少数異民族で構成されている。独自の文化が存在し、最東には彼らが共に作り上げた、異民族の集落も存在する。
神話で伝わる災厄の神 "厄神"
嘘か真かは不明だが、かつて世界の大半数を滅ぼしたとされる、史上最悪の災厄の神として、今でも人々に伝えられている。各国で伝えられている内容は異なるが、一説では厄神(ヤクシン)は4人の部下を引き連れ、共に世界を滅ぼそうともしたとも言われている。
アルビオンでは、厄神を倒した英雄を、"英雄神ガレーシア"として奉り、教会などで信仰されている。しかし、シルファーノの辺境の地には、人を悪とし、その悪を滅ぼすために厄神が現れたと信じる教団も存在する。その教団は"セルダス教"と呼ばれるが、これも神話に登場する教団であり、今ではその姿を見た者はいないので、嘘か真かは不明である。
各国でシェアを持つ制度 "ギルド"
ギルドというのは、道具屋・武器屋・防具屋・鍛冶屋など、あらゆる場所でも安定したサービスを提供するために編み出された制度のこと。例えば、山間部などにある村では、魚などが採れないが、ギルドという形を取ることで、海辺の町から魚を仕入れ、販売する事が可能となる。
何でも屋やトラブルソリューション(※詳細は本サイトのSystem→Questより)もギルド制であり、その証明となるのが、クエストライセンスである。ただし、世界中に広まっている訳ではなく、あくまで国内でのシェアとなっている。